急性腸炎

赤痢

赤痢には、赤痢菌によって起きる「細菌性赤痢」と
赤痢アメーバという原虫による「アメーバ赤痢」があります。

ここでは細菌性赤痢について説明していきます。

赤痢というのはもともと、1898年に日本で
志賀潔により志賀赤痢菌が発見された事に単を発します。

次いで、フレキシネル菌、ボイド菌、ソンネ菌の
三種が発見される事になります。

赤痢という名の通り、血便が出ます。

大変微量な菌の数で感染が成立してしまうため、
感染が拡がりやすく、今では、

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」

という法律の、三類感染症に分類されております。

医師は、感染が認められたら速やかに保健所に報告する義務があります。

症状としては、1〜2日程発熱し、
その後で渋り腹、腹痛などが出ます。

細菌性赤痢の殆どは国外で感染された物であり、
国内での感染についても、輸入食品によるものが多いとされています。

又、症状がない赤痢菌保有者からも感染するので、
早めに発見することが大切です。
海外旅行の後に血便が現れたら、赤痢が疑われます。

速やかに医療機関を受診しましょう。

猿からも感染するという報告もあるので、
獣医師においては赤痢菌を保有した猿を診断したら
速やかに届け出る事が義務付けられました。

届け出られた猿の殆どは、
輸入の際の検疫によって発見されているようです。

治療としては、成人にはニューキノロン系の抗生物質、
子供であればホスホマイシンが五日間使用されます。

そして治療が終わってからも再び便検査が行われ、
しっかりと除菌されていることを確認します。
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